東京V 21年ぶりにJ1で5発 木村&染野がそれぞれ2G パリ五輪世代が躍動

AI要約

東京Vが21年ぶりのJ1での5得点で札幌に快勝し、MF染野唯月とFW木村勇大が2得点ずつ決めるなど驚異的な攻撃力を見せた。

木村がPKを含む4試合ぶりの得点で今季最多の8得点を達成し、染野も6ゴールを挙げるなど、チームの得点源となっている。

若手選手による競争がチームを支え、連勝で快進撃を続ける東京Vだが、監督は未熟な面も指摘し、成長余地を示唆している。

東京V 21年ぶりにJ1で5発 木村&染野がそれぞれ2G パリ五輪世代が躍動

 ◇明治安田J1第17節 東京V5―3札幌(2024年6月2日 味スタ)

 明治安田J1リーグは各地で3試合を行い、東京Vが03年5月以来、21年ぶりとなるJ1での5得点で札幌に快勝した。MF染野唯月(22)とFW木村勇大(23)が2得点ずつ決めるなど今季最多得点で連勝した。

 面白いようにゴールが決まっていく。前半10分に木村がPKを決めると前半で3点、後半も2点を加えて札幌を突き放し、21年ぶりの量産となった。

 4試合ぶりのゴールで、今季チーム最多の通算8得点とした木村は「連勝できるかどうか、大きく影響する。チームの勝利に貢献できて良かった」とホッとした笑みを浮かべた。染野は前半に右足、後半に左足で1点ずつを挙げて今季6ゴール。「チームで一番取りたいと思っているし、得点はいつも意識している」と貪欲だった。

 16年ぶりのJ1昇格で懸念されていたのが得点力不足だった。しかし、パリ五輪世代の若い2人による競争がチームを支えている。快勝で2連勝。それでも城福監督は「後半の入りとクローズは未熟」と、3失点を課題に挙げて引き締めた。