水原一平被告が有罪認める 連邦地裁で有罪答弁 今年中にも判決言い渡しか

AI要約

元専属通訳である水原一平被告が銀行詐欺罪などで有罪を認めた。

水原被告は大谷翔平の口座から約25億6000万円を不正に送金し、虚偽の納税申告の罪に問われていた。

刑期は最大で禁錮33年だが、司法取引により軽減の可能性がある。

水原一平被告が有罪認める 連邦地裁で有罪答弁 今年中にも判決言い渡しか

 ドジャース・大谷翔平(29)の元専属通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(39)が4日(日本時間5日)にはカリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で有罪答弁を行った。5月14日の罪状認否では手続き上の理由から形式的に無罪を主張していたが、この日は銀行詐欺、虚偽の納税申告などの罪をすべて認めた。有罪答弁を受けて判決を言い渡す期日が決まるが、数カ月後となる可能性が高い。

 連邦地検によると、水原被告は21年11月頃から24年3月頃にかけて、違法スポーツ賭博で抱えた借金返済のため、大谷の口座から賭博の胴元側に約1659万ドル(約25億6000万円)を不正に送金した。大谷の口座から得た金を課税所得として報告しなかったとして、虚偽の納税申告の罪にも問われていた。

 刑期は最長で禁錮33年だが、水原被告は既に罪を認める司法取引に応じており、米メディアによると、違法賭博への捜査に協力すれば刑の大幅な軽減もあり得るという。

 日本時間4日に放送されたフジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)では、水原被告の最近の様子が映し出され、変装のためか黒縁眼鏡を着用し、無精ひげを生やした姿があった。だがこの日は、紺のスーツに、黒の革靴で、ひげをそり落して出廷た。髪の色は前回と大きく変わらず茶色がかった黒色だったが、ところどころ白髪が目立った。