「火星の石」が万博に 前回「月の石」に続く目玉に? 万博マニア「背景も伝えて」とほかの展示にも期待

AI要約

来年開催される大阪・関西万博には、新たな目玉として「火星の石」が展示されることがわかりました。この石は、黒くごつごつしたラグビーボールほどの大きさで、日本の観測隊が発見したものです。

過去の大阪万博では「月の石」が大きな話題となり、多くの人が長時間並んでまで見たいと思ったことが紹介されています。

火星の石が展示される万博では、宇宙への関心を高めることが期待されており、子供たちの宇宙に対する意識も変わってくる可能性があるとの意見も述べられています。

「火星の石」が万博に 前回「月の石」に続く目玉に? 万博マニア「背景も伝えて」とほかの展示にも期待

来年開催される大阪・関西万博。

その新たな目玉として、”火星の石”が展示されることがわかりました。

ラグビーボールほどの大きさの、黒くごつごつした石。

これは、日本の観測隊が発見した「火星の石」で、来年開催される大阪・関西万博で展示されることがわかりました。

「万博」と「石」と言えば、1970年に開催された大阪万博。

パビリオンへ向かう人たちは、「どこへ行く?」という取材に対し、走りながら「アメリカ館!」と叫ぶように答えていました。

来場者が我先にと走り、アメリカ館の建物の外には長蛇の列が。

【来場者】(Qどれくらい待ちましたか)「1時間半です。まだ2時間くらいかかるんじゃないですか」

大きな話題となったのは、宇宙船アポロが持ち帰り、アメリカ館に展示された「月の石」です。

その石見たさに、なんと5時間並ぶ人も。

まさに、大阪万博の「目玉」となりました。

来年の万博で展示される「火星の石」は、2000年に南極の昭和基地近くで発見。

重さは13キロと世界最大級で、国立極地研究所が調べたところ、数万年前に火星から地球に飛来した隕石だということです。

果たして万博の目玉となりうるのか。

神戸で自身のコレクションを展示中の、万博マニアをたずねました。

【万博マニア 藤井秀雄さん】「びっくりしました。昔は月の石で、今度は火星の石で勝負やなと」

小学6年のころ大阪万博の魅力にはまり、11回も会場に足を運んだという藤井さん。

「月の石」も4時間並びましたが、見られたのは一瞬でした。

【万博マニア 藤井秀雄さん】「どんな形で見れるのか、近くでじっくり見れるものと思っていたけど、すっと流れて行ってしまった。手前の宇宙船で、これで月に行ったんだ、はるか彼方に行ったんだという感動が大きかった」

月の石よりも、宇宙船をみたことで宇宙への関心が高まったといいます。

【万博マニア 藤井秀雄さん】「(火星の石は)インパクトとしてはちょっと弱いのが、石を持って帰って来たんじゃなくて。(南極に)あったんだという驚きのほうが大きくて。背景的なことを伝えて持ち上げることで、子供たちの宇宙に対する意識は変わってくるんじゃないかと思います」

石だけではなく、ほかの展示も大事だと語る藤井さん。

果たして、どんな形で私たちに披露されるのでしょうか。

(関西テレビ「newsランナー」2024年9月16日放送)