「美作てくてく健康アプリ」 高校生と市で普及活動 2000人利用を目指す/岡山・美作市

AI要約

岡山県美作市がスマホの健康アプリを使った市民の健康づくり事業を開始し、林野高校の生徒も協力して普及活動に取り組むことになった。

「美作てくてく健康アプリ」では健康課題を抱える市民向けに様々な機能や報酬が用意され、目標利用者数は2000人となっている。

生徒たちはアプリの活用方法やPRのアイデアを検討し、具体的な取り組みを進めていく予定である。

「美作てくてく健康アプリ」 高校生と市で普及活動 2000人利用を目指す/岡山・美作市

 岡山県美作市が今春開始したスマホの健康アプリを使った市民の健康づくり事業に、林野高校(同市三倉田)1~3年の約40人が加勢し、普及活動に協働で取り組むことになった。6月をめどにアイデアをまとめ、年度内に2000人の利用を目標に周知を図っていく。

 「美作てくてく健康アプリ」と名付け、糖尿病や脂質異常症など生活習慣による健康課題を抱える市民の割合が多いことから3月に導入し、今月22日現在の利用者(対象18歳以上)数は1015人。体重や血圧の推移、歩数計などの機能をグラフで表示して改善意欲を高めるほか、アプリ起動や歩行2000歩で10ポイント、体重や血圧の記録で5ポイント、市の関連イベント参加で100ポイントなどが付与される。1000ポイント集めると毎月、抽選で30人に1000円分のデジタルギフト(ペイペイ電子マネー)が当たる。

 協力する生徒は、全学年で取り組む「マイドリームプロジェクト」のスポーツグループで28日、市健康政策課の担当者が狙いやメリットを授業で説明。生徒たちはインストールした画面を見た後、数人ずつのグループで話し合い「専用Tシャツを着てPRする」「路線バスにQRコードを表示しては」「有名ユーチューバーに宣伝してもらう」といったアイデアが出された。

 6月は2回の授業で具体的な取り組みを絞り、市と調整し夏以降、活動に乗り出す予定。

 1年A組・山本柊人さんは「健康管理にとても有効なアイテムだと思うので、両親や祖父母にも教え、周囲にも声をかけてみたい」と話していた。