勝浦産ビール「極東マリブ」コンクールで銀賞 世界の女性から支持集め 柔らかい口当たり、完熟果実の香りと甘さ

AI要約

日本産ビールがフランスで開催された国際コンクールで銀賞を受賞。

女性に向けた甘くフルーティーなビールが評価され、ビール特有の苦味が苦手な人にも人気。

醸造所では生ビールや瓶ビールを販売し、国際的な評価を受けることで励みになっている。

勝浦産ビール「極東マリブ」コンクールで銀賞 世界の女性から支持集め 柔らかい口当たり、完熟果実の香りと甘さ

 フランス・ブルゴーニュで開かれた「第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール2024」の日本産ビール部門で、勝浦市のクラフトビール醸造所「スリラービーチブルワリー」が手掛ける「極東マリブ」が、銀賞を受賞した。

 今回のコンクールはワインや醸造などに携わる各国の女性が、部門ごとに味わいなど39項目で審査。9カ国から計3510点の出品があった。新設された日本産ビール部門には12点がエントリーし、金賞と銀賞が2点ずつ選ばれた。

 極東マリブは口当たりが柔らかく、甘くて完熟フルーツのような香りと味わい。「男性的なビールとは一線を画したカクテルのような甘さがある」と笠倉大二郎代表(52)は自負。ビール特有の苦味が苦手な女性の興味を引き、一緒に食べる料理の味が引き立つように意識し、醸造所が本格始動した昨年1月から麦芽やホップの配合を変えながら造り上げた。

 今回が初めてのコンクール出品。女性をターゲットにしたビールが海外の女性に評価され、笠倉代表は「ビールはこの味でなければならないというものがない。甘さや香り、味の多様性を認めていただき励みになる」と喜んだ。

 醸造所併設のビアバーで極東マリブの生ビールを飲むことができ、近隣の土産物店などで瓶ビールを販売している。