大吟醸「山形讃香」発売 世界目指すクリアな味わい

AI要約

山形県酒造組合は、純米大吟醸酒「山形讃香」と限定酒「山形讃香しずく取り」を発売する。

「山形讃香」は、品質検査に合格した最高品質の山形酒であり、県統一ブランドの酒として高い評価を受けている。

商品は山形市で1本7700円から購入可能で、限定酒は1本11000円で販売される。

大吟醸「山形讃香」発売 世界目指すクリアな味わい

 山形県酒造組合(山形市)は、厳しい品質検査に合格した純米大吟醸酒「山形讃香(さんが)」を23日に発売する。昨年に続き、手間をかけて味わいにこだわった限定酒「山形讃香しずく取り」も販売。ともに最高品質の山形酒として売り出す。

 山形讃香は、同組合の酒米コンテストで上位入賞した酒米「雪女神」を使い、品評会で技術力を評価された蔵元が醸造する県統一ブランドの酒。今年は3蔵元が県工業技術センターと連携して醸造した。

 限定酒は酒米、水、こうじを合わせたもろみを袋に入れてつり下げ、酒を搾る手法「しずく取り」を使用。手間はかかるが雑味がなくクリアな味になる。

 商品発表会が15日に山形市であり、組合の佐藤一良副会長が「山形讃香は山形酒を代表するフラッグシップ(旗頭)。販売を通して海外に山形の名を世界に広げるためにも、足元である地元の方に味わってもらいたい」と話した。

 通常の酒は1本(720ミリリットル)7700円で各蔵1000本程度を、限定酒は1本(720ミリリットル)1万1000円で各蔵約200本を販売する。県内の酒販店ほか、インターネットの通販サイトでも取り扱う。