わんぱく相撲「御嶽海場所」、土俵際の粘りに観衆が沸く ぶつかり合うのは元大関が育った地域の子どもたち

AI要約

第31回わんぱく相撲中信大会が19日、塩尻市の市民体育館で開催された。小学1~6年生計44人が参加し、力強い相撲の取り組みが観衆を魅了した。

5年生の部で優勝した塩尻市桔梗小の鮎沢希実(あいざわみのり)さんは緊張した試合を制し、次の県大会でも上位を目指す意気込みを語った。

塩尻青年会議所(JC)が主催する大会は相撲の普及を目指し、過去には御嶽海関も参加したことから「御嶽海場所」として開催されている。

わんぱく相撲「御嶽海場所」、土俵際の粘りに観衆が沸く ぶつかり合うのは元大関が育った地域の子どもたち

 第31回わんぱく相撲中信大会が19日、塩尻市の市民体育館に併設する相撲場であった。塩尻市や木曽地域の小学1~6年生計44人が学年ごとに対戦。力いっぱいの相撲で観衆を沸かせた。

 まわしを締めた子どもたちが行司役の「のこった」「のこった」のかけ声で激しくぶつかり合った。土俵際の粘りには「頑張れー」と保護者らから声援が飛んだ。

 5年生の部で優勝した塩尻市桔梗小の鮎沢希実(あいざわみのり)さん(10)は決勝で物言いがついたが、軍配通りの勝利。判定が出るまで緊張したと振り返り「次の県大会でも上位を目指したい」と意気込んだ。

 大会は、相撲を好きになってもらおうと塩尻青年会議所(JC)が毎年開催。過去には上松町出身の御嶽海関も参加しており「御嶽海場所」と冠している。塩尻JCの百瀬友彦さん(40)は「この大会をきっかけに『第二の御嶽海』が出てきてくれたらうれしい」と話していた。