〈奥能登豪雨〉珠洲市 能登町 6カ所孤立

AI要約

22日に石川県で起きた奥能登豪雨の被害状況について報告がありました。重傷者や軽傷者が確認され、死者や安否不明者も出ている状況です。

9市町で避難所が開設され、多くの人が避難しています。また、停電や断水、通行止めなど様々な影響が出ています。

河川の氾濫や崖崩れ、土石流などの被害が報告されており、交通機関も影響を受けています。

 奥能登豪雨で、石川県は22日、県庁で災害対策本部会議を開き、午前10時時点で能登町で重傷者、軽傷者が各1人確認されたと報告した。死者1人、行方・安否不明者は少なくとも10人となっている。馳浩知事は同日午後にも安否不明者の氏名を公表するとした。珠洲市の上戸荷谷、大谷、宝達善野、唐笠の4カ所、能登町の北河内、棚畑の2カ所の計6カ所が孤立状態となっている。珠洲市東山中、寺家塩津、能登町柳田久田は解消した。輪島市の孤立カ所は調査中。

 9市町が108カ所に避難所を開設し、1453人が身を寄せた。珠洲市の1738戸が断水しており、輪島市街地も被害が発生しているが、戸数は不明という。奥能登4市町で計6200戸が停電している。

 国道249号など17路線38カ所、能越自動車道は穴水インターチェンジ(IC)|のと三井IC間が通行止めとなっている。

 河川氾濫は13河川となった。輪島市2カ所で崖崩れ、輪島市と珠洲市各1カ所で土石流が確認された。仮設住宅は9団地で床上浸水となった。

 輪島市白米町で脳裏面崩壊、輪島市と珠洲市各1カ所でため池が崩壊した。

 JR七尾線は高松駅|和倉温泉駅で、のと鉄道は全線で運転を見合わせている。IRいしかわ鉄道は一部で遅延が発生している。

 緊急消防援助隊として9府県の155隊580人が被災地に入った。