岐阜市など最も遅い猛暑日を更新 大垣市では全国6位の37・8度記録

AI要約

岐阜県内では高気圧に覆われた影響で厳しい残暑が続き、20日には大垣市で37.8度の猛暑日となった。

岐阜市も36.9度で最も遅い猛暑日の記録を更新し、残暑は南から暖かい風の影響で7~10度高くなった。

21日も高い気温が予想されているが、22日以降は秋雨前線の通過に伴う雨で暑さが和らぐ見通し。

岐阜市など最も遅い猛暑日を更新 大垣市では全国6位の37・8度記録

 高気圧に覆われた影響で岐阜県内は20日、大垣市で最高気温が全国6位の37・8度の猛暑日になるなど厳しい残暑が続いた。岐阜市は36・9度で、1883年の観測開始以降、最も遅い猛暑日の記録を更新した。

 岐阜地方気象台によると、残暑は日本海の秋雨前線に向けて南から暖かい風が入り込みやすくなったためで、各地で平年より7~10度高くなった。

 大垣市は9月の最高気温としては1978年の観測開始以降の記録を更新。岐阜市の前年までの最も遅い猛暑日は2023年9月16日で、4日遅くなった。

 21日は美濃地方で33度、飛騨地方28度と引き続き高い気温が予想されているが、秋雨前線の通過に伴う雨で22日以降は暑さが一段落する見通し。

 県によると、20日午後4時までに、県内で7人が熱中症の疑いで救急搬送された。このうち岐阜市の自宅の庭で動けなくなった女性(97)ら3人が中等症と診断された。