障害者合同就職面接会…去年6月時点で「法定雇用率」を満たす富山県内企業の割合は5割強にとどまる
魚津市で開催された合同就職面接会について。障害者の雇用促進や法定雇用率の引き上げに関する情報が含まれている。
参加した企業の声や富山労働局のデータから、障害者雇用に対する現状や必要性が浮かび上がる。
富山市や高岡市でも同様の面接会が今月開催される予定。
今月は障害者雇用支援月間です。
魚津市では、障害者の雇用促進を図ろうと、合同就職面接会が開かれました。
これは、富山労働局やハローワークなどが毎年開いているもので、19日は新川地域のおよそ20の事業所が参加し、40人ほどの求職者が面接に訪れました。
障害者の雇用は、法律で一定の規模以上の企業に義務付けられていて、その割合「法定雇用率」は今年4月に引き上げられ、2.5パーセントとなりました。
さらに再来年7月には、2.7パーセントまで上がることが決まっています。
*企業担当者(入善町・ウーケ)
「(法定雇用率引き上げで)今まで(雇用人数は)3名でだったが1名増員に。今後、障害をお持ちの方を積極的に採用していきたいなと参加した」
*企業担当者(黒部市・黒部峡谷鉄道)
「どこまで応募される方とマッチングするかわからないが、できるだけ希望と適正に応じながら業務に就いていただきたいなと」
富山労働局によりますと、去年6月時点で法定雇用率を満たす県内企業の割合は5割強にとどまっていて、(55.6%)
障害者雇用に対する理解を広げる取り組みが必要だとしています。
合同面接会は、今月、富山市や高岡市でも開かれます。