【遺族が提訴】9500万円の賠償求める…北海道立江差高等看護学院で“学生自殺”―第三者委は教員のパワハラを認定

AI要約

北海道南部の道立江差高等看護学院で学生が自殺した問題で、遺族が北海道に損害賠償を求め、提訴した。

第三者委員会がパワハラを認定し、自殺との因果関係を認めたが、北海道は当初否定していた。

遺族は9500万円の損害賠償を求め、函館地裁に提訴した。北海道は適切な対応をするとコメントしている。

【遺族が提訴】9500万円の賠償求める…北海道立江差高等看護学院で“学生自殺”―第三者委は教員のパワハラを認定

 北海道南部の道立江差高等看護学院で学生が自殺した問題で、遺族が北海道に損害賠償を求め、提訴しました。

 2019年、道立江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題では、北海道が設置した第三者委員会が2023年3月、教員によるパワハラを認定。自殺との「相当因果関係」を認めました。

 その後、北海道は遺族に謝罪しましたが、パワハラと自殺の因果関係は否定していました。

 遺族は北海道の対応が「理不尽でかたくなだ」として、北海道に約9500万円の損害賠償を求め函館地裁に提訴しました。

 北海道は「訴状が届き次第、適切に対応する」とコメントしています。