愛知県知事へのリコール運動巡る署名偽造事件の控訴審 一審で有罪の元事務局長側は“証拠の違法性”争う姿勢
愛知県の大村知事へのリコール運動を巡る署名偽造事件の控訴審では、元事務局長側が一審で採用された証拠が違法だったと主張しています。
元事務局長は4年前、リコール運動を巡り71人分の有権者の署名を偽造した罪で起訴されており、一審では懲役2年・執行猶予4年の判決が出されました。
18日に開かれた控訴審では、田中被告側は出廷せず、証拠の違法性を主張し、検察側は判決の棄却を求めました。
愛知県の大村知事へのリコール運動を巡る署名偽造事件の控訴審で、元事務局長側は一審で採用された証拠が違法だったなどと主張しました。
リコール団体の元事務局長・田中孝博被告(63)は4年前、愛知県の大村知事のリコール運動を巡り、71人分の有権者の署名をアルバイトを使って偽造した地方自治法違反の罪に問われています。
一審の名古屋地裁は、懲役2年・執行猶予4年の判決を言い渡しましたが、田中被告側は判決を不服として控訴していました。
18日、名古屋高裁で開かれた田中被告は出廷せず、弁護側は一審で採用された証拠の署名簿について、「必要な数に満たなかった署名簿が選挙管理委員会から返却されていない」として、証拠の違法性を争う姿勢を示しました。
検察側は、控訴の棄却を求め即日結審し、判決は11月6日に言い渡されます。