愛荘町 庁舎機能を愛知川庁舎に集約

AI要約

愛荘町は町内の庁舎機能を1カ所に集約しました。これにより行政効率化や経費削減が期待されています。

4年前から検討委員会を設置し、1つの庁舎への集約を進めてきた経緯がある。

支所となる庁舎には、地域の要望にスタッフ7人が対応する「サービス室」が設置された。

愛荘町 庁舎機能を愛知川庁舎に集約

これまで、町内2か所の庁舎で業務を行ってきた愛荘町。

17日から、それらの機能が愛知川庁舎1カ所に集約されました。

2006年、愛知川町と秦荘町が合併してできた愛荘町ではこれまで、直線距離でおよそ3キロ、車でおよそ10分かかる元の町役場をそれぞれ庁舎として活用してきました。

町では行政機能を最適化するため、4年前に住民や学識者らによる検討委員会を立ち上げ、1つの庁舎への機能集約を進めてきました。

その結果、17日から愛知川庁舎を本庁舎とし、これまで秦荘庁舎に置かれていた教育振興課や商工観光課など、全ての課の窓口業務を愛知川庁舎に集約しました。

これに伴い、支所となる秦荘庁舎には、スタッフ7人による「サービス室」が置かれ、地域の身近な要望に対応するとしています。

有村町長は、「合併のときに目指した『より効率的な行政』という思いのかたちを、皆さんと共につくれた」としています。

愛荘町では、庁舎機能が集約されたことで今後、災害などの際、町としての意思決定の効率化・対応の迅速化が期待できるほか、光熱費などの節約で、年間およそ6000万円の経費削減が見込めるとしています。