津久見市保戸島に空き家を改装したゲストハウス 研修合宿やワーケーションなどでの利用想定

AI要約

大分県津久見市保戸島にゲストハウス「Bindama(びんだま)」がオープンしました。地域活性化や雇用創出を図るために設立され、学生や企業の研修合宿、ワーケーションなどで利用されることを目指しています。

5年前に島内最後の旅館が閉店したことを受けて、宿泊施設の不足を感じた宮井代表がゲストハウスを開業。豊かな自然や島民の温かさに魅了されたことがきっかけでした。

ゲストハウスは漁港沿いの空き家を改装して作られ、1階と2階に各定員5人の客室や共用の設備が整えられています。管理人は地元の中村聖也さんが務め、地元の活性化に期待を寄せて働いています。

津久見市保戸島に空き家を改装したゲストハウス 研修合宿やワーケーションなどでの利用想定

 大分県津久見市保戸島にゲストハウス「Bindama(びんだま)」がオープンした。島の地域活性化や雇用創出を図ろうと、別府市で起業支援を手がける会社「ASO」(宮井智史代表)が運営。学生や企業の研修合宿、旅先で仕事をこなすワーケーションなどで利用してもらう。

 約5年前、島内最後の旅館が経営者の高齢化により営業を終了した。数年前から学生インターンの引率などで島を訪れるようになった宮井代表(44)は、豊かな自然や住民の温かさに引かれ、長期滞在が可能な宿泊施設の開業を決めた。

 県の地域活力づくり総合補助金を活用し、漁港沿いの空き家を改装。1階と2階に客室(各定員5人)やキッチンを備え、同時に2組まで宿泊ができる。浴室や洗濯機などは共同で使用する。

 管理人は中村聖也さん(37)が務める。津久見市内の高齢者施設で働いていたが、ゲストハウスの誕生を機に、古里にUターンした。「保戸島には仕事が少なく、帰りたくても帰れない出身者がいる。自分をきっかけに若者の働き口が増えていけば」と活性化に期待を寄せる。

 宮井代表は「これからも島が元気であり続けるため、経済や雇用で貢献したかった。宿泊者しか見ることのできない美しい夕日や、ありのままの島民の暮らしを満喫してもらいたい」と話した。

 宿泊料は1人利用で1泊7700円(税別)から。団体の貸し切りは1泊2万7500円(同)からとなっている。

 予約、問い合わせはASO(0977-80-1420)。インスタグラムのダイレクトメッセージでも受け付ける。