星野リゾート元社員の29歳女性、Uターンしてゲストハウス開業 福井県越前市に「YAWN YAWN」

AI要約

星野リゾート元社員が福井県にゲストハウスを開業

客室は映像や音楽を楽しめる施設として整備

カフェバーも併設し、交流の場としても利用できる

星野リゾート元社員の29歳女性、Uターンしてゲストハウス開業 福井県越前市に「YAWN YAWN」

 全国で旅館やホテルを展開する「星野リゾート」(本社長野県)元社員の高山祐香さん(29)=福井県越前市=が、同市国府1丁目の空き物件を改修して整備していたゲストハウス「YAWN YAWN(ヨーン ヨーン)」が完成し、9月15日に開業する。映像や音楽を楽しめる客室とカフェバーを備え、「日常から一歩離れて気ままにくつろげる場所として利用してほしい」と話している。

 山梨県にある同社のグランピング施設で経験を積み、昨年6月にUターン。市役所近くの店舗兼住宅だった建物を購入し、今年3月から改修を進めていた。

 客室は約11~13平方メートルの3部屋。プロジェクターとスクリーンを取り付けたシアタールームの洋室(定員3人)では、動画配信サービスや持ち込みのDVDを鑑賞できる。レコードプレーヤーがある洋室(同2人)には、気分に合わせて楽しめるよう曲紹介のメモを付けたレコードを用意。和室(同2人)はファミリー向けを想定している。

 1階でコーヒーやアルコールを販売するカフェバーを営業し、住民と旅行者が交流できる場を目指す。宿泊者向けのキッチンでは、朝食に白米を提供する予定。宿泊料は1人8千円から。ホームページで予約を受け付けている。

 宿名には「ついついあくび(英語でYAWN)が出るほどゆっくりできる宿」の意味を込めた。高山さんは「忙しさから離れて知らない土地でゆっくりしたいときに選んでほしい」と話す。星野リゾート時代の経験を生かし、ヨガ体験などを取り入れた宿泊プランづくりにも力を入れる。