【山形】「地区の復興のために何かしたい」子どもたちの思い受け大沢地区を照らす“大文字”ライトアップ
7月の記録的な大雨で甚大な被害があった酒田市の大沢地区で、地区のシンボルのライトアップが始まった。
「大文字」には、住民たちの復興への思いが込められている。
地元の子どもたちが提案した7色の光が地区を照らす。
7月の記録的な大雨で甚大な被害があった酒田市の大沢地区で、地区のシンボルのライトアップがことしも始まった。7色に光る「大文字」には、住民たちの復興への思いが込められている。
12日夜、酒田市大沢地区の山の斜面に照らし出された「大」の文字。大沢地区のシンボルだ。
(住民)
「よくこういう色にしてくれた、きれいだ。元気もらう」
この大文字は、もともと20年前から地区の住民が草を刈って描いていたもの。その後、2018年からは地区の有志がライトアップを始めた。
そしてきのう(12日)、有志のメンバーと地元の児童約40人が大文字を浮かび上がらせる7色のライトを設置した。
(阿部彩人さん)
「これを隠しながら、ここを長押し」
色の配置は、地元の子どもたちからアイデアを募集し、地区の住民投票で決まったもの。
(阿部彩人さん)
「ここが一番右だから青」
7月の大雨で大沢地区には大きな被害があり、ことしはライトアップを諦めようとの声もあったが、「地区の復興のために何かしたい」という子どもたちの思いを受け、ことしもやることにした。
ライトは10月上旬まで毎晩自動で点灯し、7色の大文字が地区を照らす。