つくり育てる漁業へ…クルマエビの稚エビ8万匹余りを氷見市の海岸に放流 富山の漁獲量は近年1トン未満

AI要約

氷見市の海岸に8万匹余りのクルマエビの稚エビが放流された。

クルマエビの稚エビは、漁業者や漁協の職員によって5カ所で合計8万3000匹が放流された。

放流された稚エビは2年後には20センチ程度に成長し、漁業関係者は大きく育つことを期待している。

つくり育てる漁業へ…クルマエビの稚エビ8万匹余りを氷見市の海岸に放流 富山の漁獲量は近年1トン未満

「つくり育てる」漁業をめざし13日 、クルマエビの稚エビ8万匹余りが氷見市の海岸に放流されました。

稚エビを放流したのは地元の漁業者や氷見漁協の職員などで、2班にわかれて南大町の砂浜のほか宇波、女良など市内5カ所で合わせて8万3000匹を放流しました。

このうち阿尾地区では、漁協の関係者が全長およそ3センチの稚エビおよそ1万6000匹をバケツで運び、砂浜の波打ち際に放ち元気に泳ぐ姿を見守りました。

クルマエビは高級食材として需要がありますが、富山県内のクルマエビ漁獲量は昭和50年代の20トン前後から、近年は1トン未満と大きく減少しています。

13日放された稚エビは2年後には20センチ程度にまで育つそうで、漁業関係者は無事に大きく育つことを願っていました。