「子どもって、そんなに熱出すの」マタハラや物損事故申告無し 長崎県警が2人処分

AI要約

40代女性事務職員が部下に対してパワハラやマタニティーハラスメント行為をしたことで本部長注意を受けた。

同事務職員は女性職員3人に対し威圧的な言動をし、育児に関する差別的な発言もあった。

一方、40代男性巡査長は公用車による物損事故を隠蔽しようとしたが、報告したため所属長注意となった。

 部下に対してパワハラやマタニティーハラスメント行為をしたとして、長崎県警本部に所属する40代女性事務職員が本部長注意を受けていたことが12日、分かった。また、公用車による物損事故を申告しなかったとして、県南地区の警察署に所属する40代男性巡査長を所属長注意とした。処分はいずれも8月23日付。

 県警監察課によると、事務職員は2020年10月から今年6月までの間、同じ所属の女性職員3人に対して舌打ちをしたり、ため息をついたりするなどの威圧的な言動をした。また女性職員が育児のために時短勤務をした際、退庁間際に仕事の確認をし、業務を継続させたり、「子どもって、そんなに熱出すの」などと発言したりした。今年6月、別の上司が気づき発覚。40代女性事務職員は「深く反省している」と話したという。

 巡査長は6月下旬、公用車を署の敷地内に駐車中、隣に駐車していた同僚の私用車に接触し、傷を付けた。翌日、巡査長自ら上司に報告し発覚した。