44歳教諭を停職6カ月…ビール2杯、焼酎8杯、テキーラ2杯飲み仮眠後運転「これくらいなら大丈夫だろう」 パワハラ校長ら計4人の懲戒処分発表 鹿児島県教委

AI要約

鹿児島県教育委員会は、教員に対するパワーハラスメントや酒気帯び運転により複数の懲戒処分を行った。

校長のパワーハラスメントや中学校教諭の酒気帯び運転による減給や停職処分が行われた。

さらに、別の教諭のセクシュアルハラスメントや事務主幹の速度超過による戒告も行われた。

44歳教諭を停職6カ月…ビール2杯、焼酎8杯、テキーラ2杯飲み仮眠後運転「これくらいなら大丈夫だろう」 パワハラ校長ら計4人の懲戒処分発表 鹿児島県教委

 鹿児島県教育委員会は11日、部下の教員に対するパワーハラスメントで熊毛地区の小学校男性校長(53)を減給3カ月(給料月額の10分の1)とした。このほか、酒気帯び運転などで3件の懲戒処分も発表した。2024年度の懲戒は計14件となり、昨年度の10件を上回った。

 県教委によると、校長は22年度、少なくとも教員2人に「そんなことも知らないのか」などと、高圧的な指導や人格を否定するような発言を5回程度くり返した。教員の1人は精神疾患を患った。

 酒気帯び運転をした鹿児島地区の中学校男性教諭(44)は停職6カ月。教諭は11日付で依願退職した。6月25日早朝、鹿児島市の市道で基準値を超える酒気を帯びて自家用車を運転。警察官の職務質問で発覚した。前日夕方から深夜にかけて飲食店3店でビール2杯、焼酎8杯、テキーラ2杯程度を飲み仮眠後に帰宅する途中だった。「これくらいなら大丈夫だろうと思った」と話しているという。

 同地区の県立学校男性教諭(45)はセクシュアルハラスメントで減給3カ月(給料月額と教職調整額の10分の1)。21~23年に同僚に対し、執務室を頻繁に訪れたり、短時間に複数回電話をかけたりするなどした。「面倒を見ているつもりだった」としている。

 北薩地区の小学校女性事務主幹(53)は速度超過で戒告。昨年9月29日、出水市の国道を、私用で自家用車を運転中、指定速度を21キロ上回る61キロで走行し警察官に摘発された。上司に報告したのは今年5月だった。