豊見城市高安で12年に1度の「龕ゴウ祭(がんごうさい)」
豊見城市で行われる12年に1度の伝統行事「龕ゴウ祭」について。
「龕ゴウ祭」は250年以上の歴史がある霊を鎮めるための行事で、地域の無病息災や豊作を祈願する。
参加者は道を挟んで「龕」をかつぎながら祈祷を行い、2036年まで供え物を安置する。
旧暦8月9日のきのう、豊見城市で12年に1度、地域の無病息災や豊作を願う伝統行事「龕ゴウ祭」が行われました。
豊見城市高安で12年に1度行われる「龕ゴウ祭」は、亡くなった人を墓に運ぶ際に使われていた「龕」に宿った霊を鎮めるために始まった行事で、250年以上の歴史があると伝えられています。
参加者はこの日のためにうるしを塗り直した「龕」をかついで道ズネーをしながら地域の無病息災や豊作を祈願しました。
▽高安自治会 宜保樹会長
「龕ゴウ祭というのは高安の地域の絆を1つにする」
道ズネーを終えた「龕」には、鶏や、豚の頭皮=チラガーなどが供えられ、次の「龕ゴウ祭」が行われる2036年まで安置されます。