仙台市バス・地下鉄で実証実験 土日祝限定、大人と同乗の小学生が運賃無料に

AI要約

仙台市交通局が中学生以上1人につき小学生2人まで運賃無料の実証実験を行う。

実験の目的は、子育て支援と子ども連れ利用客の利便性向上。前回2万人が利用し、今回は秋の行楽シーズンに合わせて実施。

対象は市バスと地下鉄の一部路線で、利用方法は大人1人につき小学生2人まで無料となる。

仙台市バス・地下鉄で実証実験 土日祝限定、大人と同乗の小学生が運賃無料に

 仙台市交通局が9月14日から、土曜・日曜・祝日限定で中学生以上1人につき小学生2人まで運賃無料とする実証実験を行う。(仙台経済新聞)

 「ハッピー・ファミリー・ライド」と題した同実証実験は、子ども連れの利用客の利便性向上と、仙台市が目指す「子育てが楽しいまち・仙台」の実現に貢献することが目的。ゴールデンウイークに続く2回目で、秋の行楽シーズンに合わせて行う。前回は7日間で延べ2万人が利用した。

 通常、小学生は大人(中学生以上)運賃の半額でバス・地下鉄を利用できるが、同一区間乗車時、大人1人につき小学生2人まで運賃無料となる。定期券でも範囲内であれば適用される。平時同様、未就学児は乗車券・定期券を持った1人につき2人まで無料、1歳未満は無料。

 対象路線は、市バス(観光シティーループバス「るーぷる仙台」と楽天シャトルバスを除く)、地下鉄南北線・東西線。バスは小学生が整理券を取らず、降車時に大人が運賃を支払う前に運転手に利用を申し出る。地下鉄では乗降の都度、駅改札窓口で利用を伝える。

 仙台市交通局経営企画課の担当職員は「普段あまりバスや地下鉄を利用されない方にも利用してもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。

 12月1日まで。