立憲民主党代表選挙 4人の候補者が名古屋市内で討論会 総選挙での「共産党との関係」どうする

AI要約

立憲民主党代表選挙が告示され、4人の候補者が登場した。討論会では、共産党との選挙協力の在り方について議論が行われた。

野田候補は共産党との連立政権を否定し、枝野候補は部分的な協力を示したものの、包括的な選挙協力はできないと述べた。泉候補は他党に頼らない方針を示し、吉田候補は安易な協力を避けるべきだと主張した。

選挙期間は17日間で、投開票は9月23日に行われる。

立憲民主党の代表選挙が9月7日告示され、届け出順に野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員4人が立候補を届け出ました。

午後7時からは名古屋市内で党員らに向けた討論会が開かれ、4人の候補者は、解散総選挙を見据えた共産党との選挙協力の在り方について考えを語りました。

発言順に、

▼野田候補は、各野党とも対話できる関係を作ることが必要だと述べた一方で、「共産党とは同じ政権を担うことはできない」と発言し、共産党との連立政権を否定しました。

▼枝野候補は、「地域ごとに最大限応援してくれる輪を作ることが大事」と述べ、部分的な協力を進める考えを示しました。ただ、自身が代表を務めた3年前の総選挙で、共産党との協力を進め議席を減らしたことを「教訓とする」として、包括的に選挙協力をすることはできないと述べました。

▼泉候補は、これまで党代表として各党との対話をできる関係を作ってきたと述べつつ、「常にどこかの政党の票を計算して活動するというのは、自分たちの行動も鈍る」として、選挙では他党に頼らない方針を示しました。

▼吉田候補は、「地域事情を無視した形でトップダウンで協力を呼び掛けるのは違う」として、安易な連携は避けるべきだと述べました。

代表選の選挙期間は17日間で、投開票は9月23日に開かれる党大会で行われます。