「獲れたてのカニがおいしい!」境港にベニズワイガニ初水揚げ 直売所に並ぶ日本海の味覚に舌鼓(鳥取)

AI要約

山陰の日本海に秋の訪れを告げるベニズワイガニ漁の解禁。初日の水揚げ量が前年比3倍となり、上々の滑り出しとなった

初競りで過去最高の価格をつけ、約1170万円の売り上げを記録した。境港の活気が戻り、観光客もカニの新鮮さを味わっていた

資源保護のための漁獲量制限を守りながら、秋の漁が本格化していく境港のベニズワイガニ漁のスタートを報じた

「獲れたてのカニがおいしい!」境港にベニズワイガニ初水揚げ 直売所に並ぶ日本海の味覚に舌鼓(鳥取)

山陰の日本海に秋の訪れを告げるベニズワイガニ漁の解禁。境港で6日に迎えた初水揚げでは、前のシーズン初日の約3倍の水揚げ量となり、上々の滑り出しとなりました。

宍道正五記者:

「ずらりと並んだベニズワイガニ。2カ月間の休漁期間を経て、再び港に活気が戻ってきました」

日本海のベニズワイガニ漁は、資源保護のため毎年7月と8月の2か月間が休漁となり、9月1日からの秋の漁でシーズン入りします。6日早朝、境港に初水揚げしたのは、隠岐諸島の周辺などで漁をした3隻のカニかご漁船で、初日としては2023年の3倍近い約29トンを水揚げしました。

漁業関係者が初水揚げを祝ったのに続いて、初競りが行われた結果、最高値は1箱30キロあたり7万600円で、2023年と同額の最近9年で最も高い初値をつけました。また総額では2023年を大幅に上回る約1170万円となりました。

境港カニ水揚げ・日本一PR実行委員会 越河彰統会長:

「台風10号の影響で波が高い中、難しい操業だったと思うと感謝している。ベニズワイガニは甘くて、柔らかくて、ジューシーで、他のカニにはない美味しさがあります。是非、境港に来て食べて貰いたい」

競り落とされたベニズワイガニは、この後、港近くの直売センターへ。観光客などが、ボイルされて店頭に並んだカニを品定めしてしたり、早速味わったりしていました。

観光客:

「初めて獲れたてのカニを食べて美味しい」

観光客:

「国産のカニ食べたのは初めてで、すごく美味しい。滅多にない機会で楽しみました」

丸八水産・吉田節子さん:Q身の入り具合は?

「今並べたのは全然OKです。身の詰まりも良い。(味も価格も)例年通りで大丈夫」

この店では、昨シーズン並みの値段で販売するということです。

境港では、資源保護のために設けられている漁獲量の上限約5900トンのラインを守りながら、秋の深まりとともに水揚げが本格化していきます。