【速報】大浦湾側のサンゴ移植、白化で中断 防衛局が沖縄県に伝達 辺野古新基地建設
沖縄防衛局は大浦湾側のサンゴ移植を当面の間、中断することを決めた。白化が大規模に及んでいる兆候があるため。
沖縄県が大浦湾でのサンゴの白化状況を調査中であり、調査結果は9月中にも公表される予定。
8月時点では大規模白化の兆候は見られなかったとの報告があったが、最新の調査結果を受けて中断が決定された。
米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設について、沖縄防衛局は大浦湾側のサンゴ移植を当面の間、中断することを決めた。
沖縄県に4日、防衛局から「サンゴの白化を理由に当面中断する」との報告があったという。白化が大規模に及んでいる兆候があったとみられる。
サンゴの大規模白化については、県が沖縄防衛局が移植を進めている大浦湾側の海域で潜水調査を4日から実施している。調査地点は、臨時制限区域外のエリア。高水温の影響で県内各地でサンゴの白化が発生していることを受けたもので、調査結果は早ければ9月中にも取りまとめる。
県によると、サンゴ移植に関して沖縄防衛局からは8月23日時点で、大規模白化、もしくはその兆候は見られないとの報告が入っていた。