「知事から『徹底的に調べてくれ』と言われた記憶ある」告発文書めぐり斎藤知事の“最側近”だった片山元副知事が証人尋問で述べる

AI要約

兵庫県知事のパワハラ疑惑に関する百条委員会で、元幹部が知事から告発者を特定するよう指示を受けた証言をしました。

元副知事が聴取され、知事が処分を急ぐよう指示したことや内部調査について述べました。

更に、斎藤知事への証人尋問が行われる予定です。

「知事から『徹底的に調べてくれ』と言われた記憶ある」告発文書めぐり斎藤知事の“最側近”だった片山元副知事が証人尋問で述べる

 兵庫県知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会で、告発した県の元幹部を聴取した元副知事が出頭し、告発者を特定するよう知事から指示を受けたと証言しました。

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発された問題では、9月5日、非公開の証人尋問で県の職員が「知事が(告発者の)処分を急ぐよう指示した」などと証言したことが関係者への取材でわかっています。

 6日は午前10時ごろから百条委員会が開かれ、知事の最側近で疑惑を告発した元幹部を事情聴取するなどした片山安孝元副知事が出頭。当時の内部調査について知事が指示を出したと証言しました。

 (片山安孝元副知事)「(告発文書を)誰が出したのか、どういう目的で出したのか、知事から『徹底的に調べてくれ』というお話があったような記憶があります。総務部長だったと思いますが、『パワハラは受け取り方の問題ですよね』というようなことを知事がいる前で言った記憶があります。ただ、それでも調査をと言われましたので、引き下がってきて調査を」

 さらに、職員が第三者による調査を知事に進言していたなどと証言しました。午後からは斎藤知事への2回目の証人尋問が行われます。