人種や国籍を越えて学ぶ機会これからも…青少年国際交流に尽力し33年、鹿児島市の貿易会社社長が渡航費支援で1000万円寄付

AI要約

鹿児島県内の中高生を東南アジアに派遣する県青少年国際協力体験事業は今年で33年目となる。実行委員長の弓場秋信さんが率いるこの事業は、円安や原油高騰などの状況下で渡航費の負担が重くなっている中、今春、運営事務局に1000万円を寄付した。弓場さんは、異文化交流の大切さを強調し、心の国際化を促進する一助になることを願っている。

体験事業は、弓場さんが1991年に立ち上げた県青年海外協力隊を支援する会など3団体でスタートし、中高生に協力隊の活動や発展途上国に対する理解を深める機会を提供してきた。派遣先でのホームステイや交流を通じて、中高生は医者を目指すきっかけや国境を越えた友情を築くなど、貴重な経験をしている。

弓場さん自身もかつて協力隊員としてマレーシアに派遣された経験を持ち、それが起業のきっかけとなった。人々の生き様から日本の豊かさを学び、挑戦の意欲を得た弓場さんは、自らの成功を次世代に繋ぐべく、今回1000万円の寄付を行った。この事業を通じて、異文化交流が個々の違いを認め合い、地球に生きる仲間としての連帯を生むことを願っている。

人種や国籍を越えて学ぶ機会これからも…青少年国際交流に尽力し33年、鹿児島市の貿易会社社長が渡航費支援で1000万円寄付