鹿児島県警の性暴力軽視・隠ぺい体質を問う会、街頭で県議会百条委の設置求めシール投票 鹿児島市
有志でつくる「鹿児島県警の性暴力軽視・隠ぺい体質を問う会」は、県警の不祥事を問題視し、調査特別委員会設置を求める街頭活動を行った。
シール投票では36人が百条委の設置を支持し、県民の声が重要だと訴えた。
自民党県議団は設置の可否について検討を続けている。
有志でつくる「鹿児島県警の性暴力軽視・隠ぺい体質を問う会」は4日、不祥事が相次ぐ県警の一連の問題を巡り、県議会での調査特別委員会(百条委員会)設置を求め鹿児島市の天文館で街頭活動した。設置の是非を問うシール投票も実施した。
同会は、県警で現職警察官による性犯罪などが相次ぐ状況、百条委の役割や仕組みを説明。その上で、36人が「百条委を設置すべき」に、3人が「分からない」に投票。「不要」を選んだ人はいなかった。同会の松永三重子さんは「百条委が真相解明につながる。県民の声が県議会や県警に届いてほしい」と訴えた。
「設置すべき」に投票した白石節子さん(76)=同市明和4丁目=は「今のままでは県警は変わらない。百条委を県民への説明の場にすべきだ」と話した。
県議会の最大会派である自民党県議団は、設置の可否について5日にも結論を出すとしている。