「田島ケ原サクラソウ自生地」再生へ クラウドファンディング/埼玉県

AI要約

さいたま市桜区にある国の特別天然記念物「田島ケ原サクラソウ自生地」を再生させるため、さいたま市がふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始めました。

田島ケ原サクラソウ自生地は、貴重な生態系であり、環境変化によってサクラソウの数が大幅に減少していることが課題とされています。

市は調査分析費用を募ることで、サクラソウの減少原因の解明を目指しており、200万円の資金調達を目指しています。

 さいたま市桜区にある国の特別天然記念物「田島ケ原サクラソウ自生地」を再生させようと、さいたま市は2日から、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始めました。

 さいたま市桜区の田島ケ原サクラソウ自生地は、大都市近郊では極めて貴重な生態系として、日本で初めて指定された天然記念物の一つで、1952年には特別天然記念物に指定されています。

 一方、環境変化によってサクラソウは最盛期だった2003年のおよそ235万株から、現在は4分の1程度となる、およそ55万株に減少しているということです。

 さいたま市が2日から始めたクラウドファンディングは、サクラソウが減少する原因の解明に向けた調査分析などの費用を、ふるさと納税を通じて募るもので、目標金額は200万円としています。

 市の文化財保護課は「国の特別天然記念物である田島ケ原サクラソウ自生地を、市内外の多くの人に知っていただき、力を借りられればありがたいです」とコメントしています。