“浸水隠し”クイーンビートル 第三者委員会を設置…客観的立場で事実関係解明へ メンバーは弁護士など JR九州

AI要約

JR九州高速船のクイーンビートルが船体への浸水を隠して運航を続けた問題で、親会社のJR九州が第三者委員会を設置することを決定。

船首部分への浸水を知りながら必要な報告を怠り、警報センサーが作動しないように位置をずらすなどして運航を続けていたことが明らかになった。

第三者委員会は外部の専門家で構成され、事実関係の解明と安全確保体制の再構築を目指す。

“浸水隠し”クイーンビートル 第三者委員会を設置…客観的立場で事実関係解明へ メンバーは弁護士など JR九州

博多と韓国の釜山を結ぶJR九州高速船の「クイーンビートル」が船体への浸水を隠して運航を続けた問題で、親会社のJR九州は3日、事実関係を解明するため弁護士などをメンバーとする第三者委員会を設置することを決めました。

クイーンビートルをめぐっては、運航するJR九州高速船が船首部分への浸水を知りながら国に必要な報告を怠り、警報センサーが作動しないように位置をずらすなどして運航を続けていたことが8月に発覚しました。

親会社のJR九州は、事実関係の解明と安全確保体制を再構築のため、客観的かつ独立した立場での調査が必要だとして3日、外部の専門家で構成する第三者委員会を設置することを決めました。

設置は3日付で、委員長には尾崎恒康弁護士(西村あさひ法律事務所)が就き、委員長と2人の委員で構成されます。

JR九州は第三者委員会の調査に対して全面的に協力し、委員会からの報告書を受け取り次第速やかに公表することにしています。

また、この問題に関する国交省の監査も続いているということで、JR九州は「誠実かつ適切に対応する」とコメントしています。

一連の問題を受けて、クイーンビートルは8月13日から運休していて、現時点で運航再開の時期は決まっていません。