「力強いバチさばきにチムドンドン」 5年ぶり嘉手納エイサーまつり 千原保存会、100年以上前の「型」で演舞

AI要約

嘉手納町エイサーまつりが5年ぶりに開催され、町内6区のエイサーチームが参加し、観客は舞と音楽を楽しんだ。

特に盛り上がったのは千原エイサー保存会の演舞で、沖縄の伝統エイサーの神髄が息づいている。

地元住民やファンが熱心に応援し、練習の成果を期待している様子が伝わる。

「力強いバチさばきにチムドンドン」 5年ぶり嘉手納エイサーまつり 千原保存会、100年以上前の「型」で演舞

 【嘉手納】嘉手納町エイサーまつり(主催・同実行委員長)が19日、嘉手納町新町通りで5年ぶりに開かれた。歩行者天国にした商店街に、町内6区の青年会エイサーと千原エイサー保存会が登場。観客は臨場感のある舞と音を間近で見て楽しんだ。

 特に盛り上がったのは、千原エイサー保存会の演舞だ。千原集落は戦後、米軍に強制接収され嘉手納基地にされたが、100年以上前の「型」をそのまま伝承。沖縄の伝統エイサーの神髄が息づいているという。

 千原エイサーのファンという沖縄市の喜納松平さんは「男らしい力強いバチさばきを聞いて、チムドンドンした。夏って感じでいい」と笑顔を見せた。

 子や孫が出演するため、応援に駆け付けた読谷村の嶺井千歳さん(46)は「いつも練習を頑張っている姿を見ているので、晴れ舞台での演舞が楽しみだ」と話した。

(中部報道部・又吉朝香)