6月の1カ月間で降った大雨なども原因か?第2回技術検討委員会【愛媛】

AI要約

愛媛県の松山城の城山で起きた土砂崩れについて、降った大雨や以前の雨が被害を引き起こした可能性があるとの見解が示された。

捨土の厚さが想定の3倍になっており、土砂崩れの被害が膨れ上がったと指摘された。

検討委員会は市が整備した緊急車両用道路が災害にどう影響したかを検証し、中間報告をまとめる方針。

6月の1カ月間で降った大雨なども原因か?第2回技術検討委員会【愛媛】

今年7月愛媛県の松山城の城山で起きた土砂崩れについて原因の究明などを進めている県の委員会が2日開かれ、松山市は当日の雨に加え6月の1カ月間で降った大雨などが被害を引き起こした可能性の一つとして考えられるという見解を示しました。

県の技術検討委員会は、2日2回目の会合を開きました。この中で松山市の担当者は今年6月の1カ月間で降った雨の量が平年の約1.5倍にあたる355ミリと、過去20年で2番目に多かったことなどを挙げ、当日の雨に加え以前から降り積もっていた雨が災害を引き起こした可能性の一つとして考えられるとしました。

また、斜面には江戸時代以降に廃棄された瓦なども混じった厚さ3メートルほどの捨土があったため想定の約3倍の土砂が流出し被害が膨れ上がったという見解を示しています。

検討委員会は、これらの意見も踏まえながら市が整備した緊急車両用道路が土砂崩れにどう影響したのかなどについて検証し、次回の会合で中間報告を取りまとめる方針です。

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