道路冠水や土砂崩れ 台風10号から離れた関東でも…九州横断後に四国、近畿に再上陸の見込み
AI要約
関東でも大雨による被害発生。伊勢原市で車2台が土砂崩れに巻き込まれるが、無事。
神奈川県内では平塚市や二宮町で大雨による被害相次ぐ。東京では多摩川で氾濫危険水位超え、国道246号も冠水。
関東地方の大雨ピークは昼過ぎまで。台風10号は九州横断後、再上陸の可能性。四国と東海で大雨災害の危険度急上昇。
台風から離れた関東でも道路の冠水や土砂崩れなど、大雨による被害が出ています。
30日午前11時前の神奈川・伊勢原市の新善波トンネルの映像では、大雨の影響で土砂崩れが発生し、トンネルに入ろうとした乗用車2台が崩れた土砂に巻き込まれている様子が映っています。
当時、車2台に3人が乗っていましたが、けがはありませんでした。
神奈川県では、平塚市で8月観測史上1位となる1時間に57mmの強い雨を観測したほか、近くの二宮町でも一時緊急安全確保が出されるなど道路冠水などの被害が相次ぎました。
また、東京では多摩川で一時、氾濫危険水位を超えたほか、近くの世田谷区用賀の国道246号が冠水しています。
関東の雨は昼過ぎまでがピークですが、30日夜も再び雨雲がかかり激しい雷雨のおそれがあります。
台風が離れたところでも注意が必要です。
台風10号は今後、ゆっくりとした速度で九州を横断し、30日夜にかけ四国、31日には近畿に再上陸する見込みです。
四国から東海では今後、線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
30日昼までに予想される降水量は四国と東海で300mm、さらに31日に太平洋側を中心に雨量が多くなるとみられます。
引き続き、大雨災害に厳重な警戒が必要です。
