産卵期の「アユ放流」始まる 琵琶湖での漁獲量回復目指し 滋賀・高島市
滋賀県高島市では、アユの漁獲量を確保するために産卵期のアユの放流が始まった。
放流された親アユは体長20センチほどで、40年前から毎年行われている取り組み。
昨年の産卵数減少から今年は20トンの放流を行い、アユの資源を安定させるための施策が続けられている。
滋賀県高島市では琵琶湖のアユの漁獲量を確保するため、産卵期を迎えたアユの放流が始まりました。
高島市の安曇川人工河川に放流されたのは、産卵期を迎えた体長20センチほどの親アユ。琵琶湖のアユの漁獲量が減るのを防ぐため、滋賀県はおよそ40年前から毎年放流を行なっています。
去年は天然河川の水温が高く、産卵数が平年の2割程度に減少したことから今年は8トン増やした20トンを放流します。
【滋賀県水産課漁場環境・資源係 上垣雅史主幹】
「いろんな施策でアユの資源を安定的に供給できるように頑張りたい」
放流されたアユは川の小石に産卵し、10日ほどでふ化した稚魚は水流に乗って琵琶湖に旅立ちます。