宮崎・延岡で障害者のファッションショー 福祉×エンタメで偏見解消目指す

AI要約

福富千恵さんが障害者が主役のファッションショーを企画し、11月24日に開催する。

ファッションショーに参加する利用者の想いやイベント内容、会場や時間について紹介。

イベントではファッションショー以外にも様々なエンターテイメントや体験ブースを用意している。

宮崎・延岡で障害者のファッションショー 福祉×エンタメで偏見解消目指す

 延岡市内で就労継続支援B型事業所「月麦(つむぎ)」、相談支援事業所「月奏(げっそう)」を運営するNPO法人「とまりぎ荘」代表の福富千恵さんが障害者が主役のファッションショーを企画し、11月24日に開催する。(日向経済新聞)

 障害者支援を10年以上続けてきた福富さんは、障害を持つ人が直面する社会的障壁に対し解決策を模索してきた。「当事者が差別的な発言や待遇を受けたり、日常生活や社会生活を送る上で困難が伴ったり、制約を受けたりする社会にモヤモヤを感じてきた。障害がある人が地域で自分らしく生きるためには、地域の障害者を見る目を変える必要がある」と話す。「ファッションショーで自らを地域住民に見てもらうことで偏見を取り除き、一人一人の可能性を引き出したい」とも。

 ファッションモデルとして参加する「月麦」利用者の一人は「普段おしゃれをする機会もないので、メークして、衣装を着ることで前向きになれる気がする。自分に自信も持てるようになりたい」と話す。

 ステージイベントでは、ファッションショーのほか、総合司会を務めるツインボーカルアコースティックデュオ「dai華(だいはな)」によるライブ、車いすのシンガー・ソングライター・真北聖子さんと視覚障害がある椎葉ひろみさん(Mrs of Year 2023日本大会入賞)のトークイベントを展開。出展ブースでは車いす体験や白杖(はくじょう)体験、年齢や障害の有無などにかかわらず誰もが参加して楽しめる「UDe-スポーツ」体験も行う。

 会場は野口遵記念館(東本小路)。開催時間は10時~18時(ステージイベントは13時~16時)。入場無料。現在、クラウドファンディングで支援を呼びかけている。