「あの告発文書を見たとき大変ショック・・・何でこういう文書を作るんだろう・・・」初めて語られた斎藤知事の感情 全てをさらけ出したのか パワハラ疑惑を巡る百条委員会
兵庫県の斎藤知事がパワハラ疑惑について証人尋問を受ける中、兵庫県民からは反省の欠如や速やかな退陣要求が出されている。
斎藤知事は車止めを退けさせたことや業務時間外に指示を出すことを認めつつ、コミュニケーションの重要性を強調している。
地元メディアや市民からの関心が高いなか、斎藤知事の証言が注目を集めている。
兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑を巡っての百条委員会が30日に行われ、初めて証人尋問される斎藤知事が自ら出席しました。
今回、初めて知事自らが尋問されるため兵庫県民の注目度も高く、傍聴席30席に対し、85人が押し寄せました。
兵庫県民はーーー
「自分の正当性しか主張しないので、全く反省しないところが県民としては納得いかないですね」
「行政の長というものが何なのか、本当に分かっていない訳です、あの人は。」
「すべて明らかにしてから、速やかに退陣していただきたい」
知事の尋問に先立って、幹部職員への証人尋問も行われました。疑惑の1つ、車の進入が禁止されている場所にもかかわらず20m歩かされて激怒した件について、県幹部職員は
「降りるときに車止めを知事が見てなぜこれをどけておけないのかと言われた」
「非常に強い調子で叱責され、想定外だったので頭が白くなって、本来車止めを勝手に触るのはいかがかと思うが知事の指示もあって移動させた」
知事の指示でルール違反をしたと語りました。
午後3時、斎藤知事への証人尋問が始まりました。
■20m歩かされて激怒したとされる件について
Q職員に対してどう発言をした?
「車止めをなぜ退けておかなかったのか、退けておくのを失念していたのではないかと申し上げたと記憶してます」
Qきつい言い方だという認識は?
「それなりに強く指摘したと思います」
斎藤知事は車止めを退けさせたことも、強い口調だったことも認めました。
■側近4人とのグループチャットで業務時間外の休日や深夜に指示したことについて
「休日や深夜に送ったのはやや適切ではなかったかもしれない。勝手知ったる仲だったので、甘えがあった。反省している」
■介護ロボット導入の支援センターを開設することについて「こんな話は聞いていない」と叱責した件について
「私も完璧な人間ではない。覚えようとはするが、大量の資料の中に入っている内容は失念することもある。コミュニケーションをしっかりやっていくことが大事」