パワハラ疑惑で尋問続行 午後に斎藤知事が証言 兵庫県議会

AI要約

兵庫県議会の調査特別委員会は、斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑に関する証人尋問を行った。

斎藤知事はパワハラ疑惑について否定してきたが、職員アンケート結果や証言によると疑惑が浮上している。

30日に行われた尋問では、斎藤知事も質問に答え、一層の理解を求めている。

パワハラ疑惑で尋問続行 午後に斎藤知事が証言 兵庫県議会

 兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤元彦知事によるパワハラ疑惑などを巡り、23日に続いて証人尋問を行った。

 午前は、関係者に対する尋問を非公開で実施。午後からは公開となり、県職員らに続いて、斎藤氏に対する尋問が行われる。

 これまで斎藤氏は記者会見などで、パワハラ疑惑に関して「厳しく指導したことはあったが、基本的な業務の範囲内の指導だった」と繰り返し説明。自身に向けられた疑惑については「ハラスメントに該当するという認識はない」と一貫して否定してきた。

 百条委が実施した職員アンケートの中間報告では、知事のパワハラを見聞きしたとの回答が約4割を占めた。また、23日の職員に対する尋問では、斎藤氏が「最高幹部に文具を投げた」との証言もあった。

 斎藤氏は30日午前、県庁で記者団に対し「百条委で質問に答える中で、少しでも理解いただきたい」と語った。