K-POPダンスやドローン…多様な学びの場提供へ「子どもたちに選択肢できる」 大分・玖珠町

AI要約

大分県玖珠町と町教育委員会は28日、「くす未来部推進協議会」とパートナーシップ協定を結んだ。町外の企業でつくる協議会は、小中学生、高校生が対象の地域クラブ(部活動)を2025年度から町内で運営する予定だ。

協議会は、旧森中の校舎を利用した施設「MoRe:tune(モリチューン)」で、既にコワーキングスペースを運営している。「JOINX(ジョインクロス)」(静岡)が協議会の代表を務めており、来年度からモリチューンでK-POPダンスや宇宙科学、ドローン、WEB開発などのクラブを実施。最先端の技術を学べる場を目指す。

指導は、K-POPアイドル育成スタジオなどを手がける「ライブカプセル」(静岡)▽宇宙開発関連の「サイエンス・ラボ」(京都)▽ドローン事業などに取り組む「きっとすき」(杵築市)▽情報通信技術(ICT)人材育成の「Tech.st」(東京)が担当。専門家が顧問となり、リモートでも教える。

K-POPダンスやドローン…多様な学びの場提供へ「子どもたちに選択肢できる」 大分・玖珠町

 大分県玖珠町と町教育委員会は28日、「くす未来部推進協議会」とパートナーシップ協定を結んだ。町外の企業でつくる協議会は、小中学生、高校生が対象の地域クラブ(部活動)を2025年度から町内で運営する予定だ。児童生徒に多様な学びの場を提供したいという協議会の呼びかけに、町と町教委が応じた。

 協議会は、旧森中の校舎を利用した施設「MoRe:tune(モリチューン)」で、既にコワーキングスペースを運営している。「JOINX(ジョインクロス)」(静岡)が協議会の代表を務めており、来年度からモリチューンでK-POPダンスや宇宙科学、ドローン、WEB開発などのクラブを実施。最先端の技術を学べる場を目指す。町内に限らず近隣からも参加者を募る。月謝は3千~5千円の予定だ。

 指導は、K-POPアイドル育成スタジオなどを手がける「ライブカプセル」(静岡)▽宇宙開発関連の「サイエンス・ラボ」(京都)▽ドローン事業などに取り組む「きっとすき」(杵築市)▽情報通信技術(ICT)人材育成の「Tech.st」(東京)-が担当。専門家が顧問となり、リモートでも教える。

 11月3日にモリチューンで体験会を開き、募集を開始。計30人ほどを集め、25年1月からプレオープンする計画。ジョインクロスの斉藤麻衣社長(39)は「ゆくゆくは企業の福利厚生やリスキリング(学び直し)の場として大人も参加する場にしたい」と話した。宿利政和町長は「子どもたちが校内外の複数のクラブに入ることができ、多様な選択肢ができる」と歓迎。町や町教委は、情報の周知などで後押しする。

 中学の部活動については、文部科学省が少子化による活動の縮小や教員の負担軽減に対応するため、学校以外の主体が運営を担う地域移行を進めている。町も7月に審議会を設立、年内にも地域移行の推進計画を策定する。

 (渋田祐一)