個人情報漏らした疑いで逮捕・起訴 秩父署の巡査部長 停職6か月

AI要約

秩父警察署の男性巡査部長が個人情報を不正に入手した疑いで逮捕・起訴され、停職6か月の処分を受けた。

別の男性巡査も女性をわいせつ犯罪で書類送検され、カメラフィルムを盗んだ疑いで処分を受けた。

両者は依願退職を申し出ている。

 知人の男性に特定の人物の犯罪歴などの個人情報をもらした疑いで逮捕・起訴された、秩父警察署の男性巡査部長について、県警は29日付けで、停職6か月の懲戒処分としたと発表しました。

 懲戒処分となったのは、秩父警察署の地域課に勤める田中晋作巡査部長(58)です。

 田中巡査部長はおととし6月、40代の知人男性から依頼を受け、男性と金銭トラブルになっていた人物の住所や犯罪歴などの個人情報を不正に入手した疑いで逮捕・起訴されています。

 また、去年7月には、30代の知人男性に複数回にわたって、個人情報を漏らした疑いでも逮捕・起訴されていました。

 警察の調べに対し、田中巡査部長は容疑を認めているということです。

 また、浦和西警察署の33歳の男性巡査も、29日付けで停職3か月の処分を受けています。

 男性巡査はことし4月、JR高崎線下りの電車内で、酒に酔った状態で10代の女性の下半身を触った疑いで、書類送検されています。

 また、7月には、警察署の倉庫で保管されていたカメラフィルム30個を盗んだ疑いでも、書類送検されていました。

 フィルムは、10年以上前に有効期限が切れていました。

 男性巡査は去年6月から、合わせておよそ430個のフィルムを盗んでいたと話しているということです。

 このうち、360個ほどはフリマアプリで売却し、およそ33万円の利益を得ていました。

 処分を受けた2人は29日付けで、依願退職を申し出ています。