8歳の子ども兵士「ピチャ」 アフリカの実話をもとにした絵本の朗読会 「平和がどんなに大切かを知るきっかけになれば」
アフリカの内戦で子ども兵士となった女の子の実話をもとにした絵本「少女兵士ピチャ」の朗読会が、ひめゆり平和祈念資料館で開かれました。
絵本の内容や背景を知るために参加者による感想や反応も紹介されています。
絵本「少女兵士ピチャ」は県内の小学校に寄贈されることが明らかにされています。
アフリカの内戦で子ども兵士となった女の子の実話をもとにした絵本「少女兵士ピチャ」の朗読会が、ひめゆり平和祈念資料館で開かれました。
仲田紀久子アナウンサー(RBC)
「バン!とつぜんの音でピチャは目をさましました。つぎの瞬間、何人もの兵士が家のなかに入ってきたのです」
「子ども兵士」として戦争に連れていかれたアフリカに住む8歳の女の子の実話を描いた絵本「少女兵士ピチャ」。TBS記者の加古紗都子さんが、現地取材した内容をもとにつくった絵本です。
今月23日に開かれた朗読会には、親子を中心におよそ40人が参加しました。朗読後、加古さんはアフリカでの取材や戦争の悲惨さ、絵本を作った思いなどを語りました。
作者・加古紗都子さん(TBS記者)
「沖縄では子どもたちが実際に戦争に狩りだされた。しかも兵士として実動部隊として狩りだされた現実があります」
「沖縄の子どもたちに、改めて平和がどんなに大切なことかを知るのに、絵本がきっかけになれば」
作中に登場するピチャさんと年が近い子どもたちは朗読に真剣に耳を傾け、平和の尊さについて学んだようすでした。
参加した女子児童
「小さい子どもが戦争に行くために兵士になったり、若くして子どもを産んでるのは大変だなと思いました」
参加した女子児童
「どこの国でも戦争がないようにしたいです」
絵本「少女兵士ピチャ」は県内の小学校260校に寄贈されます。