世界最大級の巨大ゴングが到着 當麻寺奥院/奈良

AI要約

日本初上陸の世界最大級のゴングが當麻寺奥院に到着。

水谷翔さんが奏でる120キロの巨大ゴングは、国の重要文化財に指定。

アジアに起源を持つ金属製のゴングは歴史的な楽器で、豊かな音を奏でて広がる。

世界最大級の巨大ゴングが到着 當麻寺奥院/奈良

 ドラという呼び方でなじみのある楽器「ゴング」。世界最大級の巨大なゴングが日本に初上陸し、當麻寺奥院に到着しました。

 運んでいたトラックが大きすぎて境内のそばに近づけず、人の手でようやく運び込んだのは、直径2メートル3センチ、重さ120キロある巨大なゴングです。

 奏者の水谷翔さんが、スイスの世界的シンバルメーカーに依頼して作られたもので、以前に訪れた際に印象深かったという當麻寺奥院に声をかけ、国の重要文化財に指定されている本堂に一時的に置かれることとなりました。法要では、水谷さんがさっそく奏でて包み込まれるような豊かな響きの音が、お経とともに広がりました。

 アジアに起源を持つ金属製のゴングは、世界で最も古い楽器の一つとされ、儀式や芸能、伝統行事などで使われてきた歴史があります。

ゴング奏者・水谷 翔さん

「日本から豊かな音を奏でていくということは、歴史的にとても意味があるんじゃないかと思い、でしたら、日本にないようなサイズで、ないようなインパクトで、その影響を醸していくということにモチベーションが湧いちゃったんですね。」

當麻寺奥院・副住職 川中 教正さん

「人間の声に近い高さの倍音の、すごくいい響きだと思いましたので、我々もすごく唱えやすく、(お経を)唱えさせていただきました。」

 このゴングはしばらくの間、本堂に置かれ、参拝者に公開するということです。