熊本-台北線、10月から航空機を大型化 台湾・スターラックス航空 TSMC進出、ビジネス需要増見込む

AI要約

スターラックス航空は冬ダイヤから熊本-台北線の航空機を大型化することを発表。需要の増加に対応し、新たなエアバスA330neo型機を導入する。

熊本-台北線の需要は高く、平均搭乗率は85%程度。ビジネスクラスやエコノミークラスの席数も拡大される。

大型化はTSMCの菊陽町進出に伴うビジネス需要と観光需要の増加を見据えて行われ、来年夏ダイヤ以降は利用客の動向に応じて運航機を選定する予定。

熊本-台北線、10月から航空機を大型化 台湾・スターラックス航空 TSMC進出、ビジネス需要増見込む

 台湾の航空会社スターラックス航空(台北市)は、冬ダイヤが始まる10月27日から熊本-台北線の航空機を大型化する。インバウンド(訪日客)を中心に利用が好調なため。現在使用中の機体に加え、定員が約1・5倍のエアバスA330neo型機(297人)を導入し、輸送力を増強する。

 スターラックス航空は現在、熊本-台北線を週7往復便運航している。訪日客を中心に需要が高く、平均搭乗率は85%程度の高い水準で推移しているという。

 台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出に伴うビジネス需要と観光需要のさらなる増加を見据えて大型化を決めた。ビジネスクラスは8席から28席に、エコノミークラスも180席から269席に増える。

 11月28日までは、A330neoのみを使用。その後、冬ダイヤが終わる来年3月29日まで、火・水・金・日曜はA330neoを、他の曜日は現行のA321neo(定員188人)を使う。来年夏ダイヤ以降は利用客の動向を見ながら決める。

 熊本-台北線は、チャイナエアライン(中華航空、台湾・桃園市)も週5往復便運航している。(立石真一)