障害者福祉施設「生きることに精いっぱい」…能登半島地震の発災当時を伝える写真展

AI要約

能登半島地震の発生時に障害者支援施設で直面した困難を伝える写真展が開催されました。

写真展では、能登地区の福祉施設で撮影された写真や食品の販売も行われました。

今後も11月には小松市での開催が控えています。

障害者福祉施設「生きることに精いっぱい」…能登半島地震の発災当時を伝える写真展

能登半島地震の発生当時障害者支援施設の人々が直面した困難を伝える写真展金沢市の福祉施設で開かれました。

この写真展はNPO法人ゆめ風ネット加賀(ゆめかぜねっとかが)が主催したものです。会場となった金沢市十一屋町(じゅういちやまち)のひまわり教室には1月の能登半島地震の後に珠洲市や輪島市など能登地区の福祉施設25カ所で撮影された写真など80点あまりが展示されました。

こちらの写真は発災翌日の1月2日に輪島市門前町(わじましもんぜんまち)の障害者支援施設で撮影されたものです。停電した施設内で利用者がランプの明かりで食事をする様子や廊下で寝泊まりする様子が収められています。

ゆめ風ネット加賀・中野春樹さん:

(障がいがあることで)自分で情報を得ることが難しかったり、どうしてもすぐにうごきにくかったり、生きることで精一杯だった。その様子が少しでも写真から伝わると良いなと思います

写真展では、能登の福祉施設で作られているポン菓子やクッキー、ケーキなどの食品も販売されました。この写真展は来月21日と22日に小松市の島町(しままち)公民館で11月に白山市のつながりの家でも開かれます。