鹿児島県・徳之島食材を扱うホテルオークラレストランで商談会 JAあまみ・天城事業本部・徳之島事業本部と3町

AI要約

鹿児島県・JAあまみの天城事業本部と徳之島事業本部が徳之島フェアを新宿区などのレストランで開催。パッションフルーツや島豚などの食材を使ったフルコースを楽しみながら意見交換。商談会も盛況で約60人が参加。

フルコースの料理が徳之島の食材を生かして提供され、多くの参加者が美味しさに感動。豚の料理など特に評判が高かった。

徳之島フェアは31日まで開催予定で、ホテルオークラグループのレストランなどで行われる。また、次回は奄美群島のフェアも予定されている。

鹿児島県・徳之島食材を扱うホテルオークラレストランで商談会 JAあまみ・天城事業本部・徳之島事業本部と3町

 【東京】鹿児島県・JAあまみの天城事業本部と徳之島事業本部は、天城町、伊仙町、徳之島町と「DISCOVER・TOKUNOSHIMA」と題する徳之島フェアを新宿区などのレストランで31日まで開催している。6日、試食商談会を同区のホテルオークラレストランで実施し、約60人が参加した。パッションフルーツや島豚、オナガダイ、島バナナなど徳之島の食材を使ったフルコースを堪能しながら、さまざまな意見交換が行われた。

 同イベントは、2022年に続く第3弾。「商談会・夏の陣」として、ホテルオークラレストラン、ワイン&ダイニングDuke(西新宿1の26の2、新宿野村ビル50階)で行われた。

 商談会は、㈱ホテルオークラエンタープライズの代表取締役社長が、徳之島町母間出身の正岡久光さんであることから実現した。正岡さんは「徳之島とホテルオークラのコラボを実現したかった」とあいさつした。両事業本部と徳之島3町の役場担当者を主催者にスーパーなどの事業者が招かれた。

 おもてなしは、徳之島の食材でのフルコース。「豊かな徳之島の食材を生かしたかった」「島豚は沖縄のアグーと比べても脂がすっきりしている」などと各シェフによる料理が出されるたび、素材の良さなどを説明。夜景が臨める会場には、大型スクリーンが設置され、徳之島の生産者からのメッセージなども紹介された。参加者は舌鼓を打つとともに、商談が行われた。

 「全部おいしかったが、オナガダイやパッションフルーツなどが印象的でした」(㈱ごっつお便・田口邦子代表取締役社長)、「素材の生かし方は丁寧で、これぞオークラ流と感じましたね」(伊藤忠食品㈱リテール本部・三野嵩斗課長補佐)など大評判だった。

 また、人気イタリアンの菊池恒毅シェフも「特に豚の料理は、参考になりました」と感心していた。JAあまみ徳之島事業本部の平山正也統括理事は「中華、フレンチと料理の幅も広がった。豚はもちろん、徳之島のフルーツを知ってもらえ、大変意義深い」と大きな期待を寄せていた。

 31日までの徳之島フェアは、ワイン&ダイニングDukeのほか、ホテルオークラグループの中国料理・桃里(新宿区)、桃花林室町賓館(中央区)、スカイキャロット(世田谷区)、ホテルシーサイド江戸川(江戸川区、22日まで)などで開催。同ホテルでは9月21、22日、ホテルオークラエンタープライズと東京奄美会の共催で「奄美群島美味(おい)しいものフェアinホテルシーサイド江戸川」が開催される。