福島県双葉町長にインタビュー 磐城桜が丘高生徒と県内出身の大学生有志 エネルギー政策で新聞づくり

AI要約

福島県の若者がエネルギー政策に関する新聞を制作。双葉町の町長にインタビューし、原発事故後の取り組みや課題について質問。

50年前の校内新聞がきっかけ。若者は関係者や全国の高校生に取材を行い、諸課題の解決策を探る。

新聞づくりにNPO法人が支援。若者が将来の取り組みについて考え、行動に移す準備を進めている。

福島県双葉町長にインタビュー 磐城桜が丘高生徒と県内出身の大学生有志 エネルギー政策で新聞づくり

 日本のエネルギー政策に関する若い世代の思いや主張をまとめた新聞づくりに取り組む福島県の磐城桜が丘高の生徒と福島県内出身の大学生有志は20日、双葉町の伊沢史朗町長と面会し、東京電力福島第1原発事故に伴う課題や復興への見解を尋ねた。

 磐城桜が丘高の3年生2人と大学生3人が双葉町役場新庁舎を訪れた。伊沢町長に、原発事故発生前の町民の原発に関する意識、福島第1原発の廃炉や除染土壌の再生利用への考え、思い描く町の将来像などをインタビューした。

 伊沢町長は原発事故で生じたさまざまな課題に触れ、解決に向けて必要な取り組みなどを丁寧に説明した。

 新聞づくりは約50年前に発行された双葉高の校内新聞「双高新聞」がきっかけとなった。5人は関係者へのインタビューや全国の高校生を対象にしたアンケートに取り組み、諸課題を解決するために若者としてどう行動すべきかを探る。広野町のNPO法人ハッピーロードネット(西本由美子理事長)が事業を支えている。