【速報】辺野古への土砂搬出、あす再開 安和桟橋の事故で54日間停止 沖縄

AI要約

安和桟橋からの埋め立て用土砂搬出作業が事故後54日ぶりに再開される。

沖縄防衛局は安全対策を講じつつ土砂の運搬を再開する方針。

要請に対し、県は対応を検討中であり、抗議する市民からは批判の声も上がっている。

【速報】辺野古への土砂搬出、あす再開 安和桟橋の事故で54日間停止 沖縄

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設を巡り、沖縄防衛局は22日から、名護市の安和桟橋から、埋め立て用土砂の搬出作業を再開する。複数の関係者が明らかにした。安和桟橋付近の国道では6月28日、桟橋から出てきた土砂運搬車両と警備員、抗議活動をしていた女性が接触し、警備員の男性が死亡、女性が重傷を負う事故が発生。事故を受け、同局は安和桟橋からの土砂搬出作業を54日間停止していた。

 複数の関係者によると、沖縄防衛局は22日午前から土砂の運搬を再開する方針。基地建設に反対し、抗議する市民らが、車道に出られないように措置を講じるなど安全対策を取るとしている。事故を巡り、同局は今月15日、市民らの抗議活動を「民間人に対して危険・危害を及ぼす妨害行為」と位置付け、現場にガードレールを設置するなど安全対策を実施するよう要請していた。

 沖縄防衛局の要請に対し、県は「内容を精査した上で対応を検討したい」としていた。一方、同局の要請に対し、抗議する市民からは「抗議活動を排除するものだ」として批判の声も上がっていた。