手拭いやキーホルダー、ポップな土産品が好評 上山城売店、職員の武田さんデザイン

AI要約

上山市の上山城郷土資料館の売店「かかし茶屋」で、新たに販売されているオリジナル商品が人気を集めている。

同館は観光客数の回復を見越して土産品の充実を図り、26歳の武田真夕さんがデザイナーを務めている。

武田さんはかわいらしいポップなデザインが好評で、上山城のキャラクター「かみのや丸」のアクリルキーホルダーが特に自信作だと話している。

手拭いやキーホルダー、ポップな土産品が好評 上山城売店、職員の武田さんデザイン

 上山市の上山城郷土資料館の売店「かかし茶屋」で、本年度から新たに販売した手拭いやアクリルキーホルダーなどのオリジナル商品が人気を集めている。デザインを担当しているのは同館職員の武田真夕さん(25)=同市宮脇。10代の頃からイラストレーターを目指していた経験を生かして作り出す、かわいらしくてポップな商品が観光客らに好評だ。

 同館では新型コロナウイルス禍が落ち着いてきたことを踏まえ、観光客数の回復を想定して土産品になるオリジナル商品の充実を図っている。そんな中でデザイナーとして白羽の矢が立ったのが、昨年秋から勤めている武田さん。イベントのチラシや売店内の商品ポップ、案内看板などを作製し、その完成度の高さから一任された。

 これまで手がけたのはTシャツや手拭い、ポストカードなど7商品。歴代上山藩主の家紋をモチーフにしたり上山城の外観をロゴマーク風にしたりと、アイデアがタブレット端末を使って次々に生まれている。中でも上山城のキャラクター「かみのや丸」のアクリルキーホルダーが自信作だといい、正面絵しかなかったかみのや丸の背中側を新たに設定するとともに、これまでのデザインを尊重しながら顔の丸みなどを微調整し、愛らしさを強調した。

 間もなくポロシャツもラインアップに加わる予定だ。「自分だったらどんなデザインの商品が欲しいかという思いを大切に、ほかの職員からの意見も参考にして取り組んでいる」と話す。「商品化することは緊張するけれど、『売れてるよ』と教えてもらうと本当にうれしい」とし「今後は上山城のお姫様をイメージしたキャラクターや、かみのや丸のリアル化もやってみたい」と意気込んでいる。