【速報】岡山女児虐待死 母親が一部否認 地裁初公判 弁護側「共謀ない」

AI要約

岡山市で2022年1月、虐待を受けた女児が死亡した事件で、母親が逮捕監禁致死罪などに問われた裁判が開かれた。

被告は一部否認しつつも、親としての責任を認めたが、共犯による虐待と主張している。

起訴状によると、女児は交際相手と共謀された暴行と放置により低酸素脳症で死亡した。

【速報】岡山女児虐待死 母親が一部否認 地裁初公判 弁護側「共謀ない」

 岡山市で2022年1月、虐待を受けた女児=当時(6)=が死亡した事件で、逮捕監禁致死罪などに問われた母親(36)の裁判員裁判初公判が20日、岡山地裁(本村暁宏裁判長)で開かれた。被告は「私には親としての責任があり、女児を守れなかったのは事実ですが、自ら率先したわけではありません」と起訴内容を一部否認した。弁護側は虐待行為を実行したのは当時の交際相手であり、ほう助にとどまるとして「共謀は成立しない」と争う姿勢を示した。

 起訴状では、交際相手だった受刑者(41)=同罪などで懲役14年確定=と共謀。21年9月、岡山市北区の自宅で女児を鍋の中に何時間も立たせるなどの暴行を繰り返した上、同25日には布団を巻き付けて押し入れに約1時間半放置し、約4カ月後に低酸素脳症で死亡させたとされる。