川越駅前の“広場”整備へ 西口から300メートルの場所、にぎわい拠点誕生に期待 木を植える費用、寄付の受け付け開始 耐火性の高い樹木を予定、防災機能も備える計画

AI要約

埼玉県川越市で新たな広場整備計画が進行中。市民からの寄付を募るためにCF型ふるさと納税を活用。

広場は防災機能を持ち、地域の憩いの場としても利用される予定。樹木を植え、緑豊かな空間を作り上げることが目標。

CF型ふるさと納税は10月31日まで受け付け。植樹に対する寄付金は木々の購入や工事費に充てられる。

川越駅前の“広場”整備へ 西口から300メートルの場所、にぎわい拠点誕生に期待 木を植える費用、寄付の受け付け開始 耐火性の高い樹木を予定、防災機能も備える計画

 埼玉県川越市は、東武東上線・JR川越線川越駅の近くに整備する「(仮称)新宿町1丁目広場」に樹木を植える費用について、クラウドファンディング(CF)型ふるさと納税を活用した寄付の受け付けを始めた。目標額は200万円で、市は「街の発展と緑の確保の実現を目指し、一緒に街中の暑さ対策に取り組んでほしい」と呼びかける。

 広場は同駅西口から約300メートルに位置する同市新宿町1丁目の川越地方庁舎跡地(約1・2ヘクタール)に整備し、防災機能を備える計画。普段は地域住民らの憩いの場やにぎわいを創出する拠点となる一方、災害時には一時避難場所や災害救援活動拠点、火災の延焼を遮断するスペースとして機能する。

 敷地内には四季を感じることができるサクラやモミジをはじめ、耐火性の高いシラカシなど数十本を植える。CF型ふるさと納税による寄付金は、木々の購入や植樹の際の工事費用に充てる予定だ。

 市は本年度予算で、広場防災施設整備費として1億4590万円を計上。本年度に造成工事を、2025年度に整備工事を行い、26年度に使用を開始する。

 CF型ふるさと納税は、自治体が実施する事業に対して共感した人たちから寄付を募る方法で、ふるさと納税の寄付金の使途をより具体的に示していく。通常のふるさと納税と同様に、住民税などの控除を受けることができる。

 植樹のCF型ふるさと納税の寄付は10月31日まで受け付ける。

 問い合わせは、市財政課(電話049・224・5618)へ。