ボッチャ・藤井(富山県魚津市出身)、パリ・パラリンピック「集大成に」

AI要約

パリ・パラリンピックに出場するボッチャ女子の藤井友里子(51)が個人戦のみに挑む意気込みを語る。

藤井は4度目のパラ出場で、前回の東京大会では銅メダルを獲得した実力者である。

代表選考を逃し、競技普及に専念していたが、急転追加選手として出場が決まった。

パリ入りし、試合に臨む準備が整い、感謝の気持ちを持ちながら楽しむ姿勢で臨むと語る。

ボッチャ・藤井(富山県魚津市出身)、パリ・パラリンピック「集大成に」

 パリ・パラリンピックに出場するボッチャ女子の藤井友里子(51)=アイザック、富山県魚津市出身=が16日、富山市障害者福祉プラザで報道陣の取材に応じた。4度目のパラで今大会は個人戦のみに出場。「チャンスをもらった大会。集大成としていいプレーをしたい」と意気込みを語った。

 藤井は脳性まひBC1クラスの実力者で、2012年のロンドン大会から連続で出場。16年リオデジャネイロ大会では団体戦で銀メダル、前回の東京大会では銅メダルを獲得した。

 パリ大会は、1月の代表選考を兼ねた日本選手権で敗れ、日本代表を逃していた。ロサンゼルス大会の選考も兼ねた別の大会のメンバー入りもかなわず、県内での競技普及に力を入れようと決意を固めていた。

 しかし、他国参加選手の辞退があったため、今月2日にパリ・パラリンピック日本代表の追加選考選手として出場が決定。「びっくりして、信じられなかった。支えてくれた人たちのおかげ」と感謝する。

 24日にパリ入りし、29日に試合に臨む。「準備はできている。感謝の気持ちを忘れずに、ボッチャを楽しめば結果はついてくる」と語った。