「このままでは資産凍結」振り込め詐欺6千万円被害
福岡市早良区の85歳女性が刑事を名乗る男らから6000万円をだまし取られる詐欺事件が発生。
女性は口座凍結の脅迫を受け、2000万円を振り込み、更に6000万円を現金で渡す指示を受ける。
同様の事件が県内でも相次いでおり、警察は電話でのお金の話には警戒を呼びかけている。
「このままだと口座や資産が凍結される」などと刑事を名乗る男らから電話を受けた福岡市早良区の85歳の女性があわせて6000万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと福岡市早良区に住む85歳の女性は先月4日、携帯電話に東京の警察署の刑事を名乗る男から「口座が悪用されている」と連絡がありました。
その後も別の検察官を名乗る男などの電話は続き、「このままでは口座や資産が凍結される」と言われ、指定された口座に2000万円を振り込みました。
更に、「紙袋に現金に入れて指定の駐輪場に置くように」など男らからの指示は続き、女性は今月6日までに、あわせて6000万円をだまし取られたということです。
相談を受けた友人が警察に相談し、事件が発覚しました。
また、福岡県内では同様の事件が相次ぎました。
南警察署管内では警察官を名乗る男から33歳の女性が72万円を、城南警察署管内では個人情報保護協会の職員を名乗る男から85歳の女性が34万円をだまし取られる事件が発覚しました。
警察は電話でお金の話は、すべて詐欺として、すぐに相談するよう注意を呼びかけています。